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SABAすたいる

スイスのくらし、旅のエッセイ、日々のできごと、おもうこと。

ひとのぬくもりが恋しくなる映画。「ズッキーニとよばれて」は大人にもオススメのクレイアニメ

ずーっとずっと心待ちにしていたDVDが手元にやってきた。 「ズッキーニと呼ばれて」(原題:Ma vie de Courgette) 惜しくもゴールデングローブ、オスカーは逃したけれど、フランス版オスカーとも呼ばれるセザール賞で最優秀アニメーションに選ばれるなど、…

言い訳の達人

午前11時05分のカフェ。わたしはフランス語のN先生を待っている。 プライベートのカフェレッスンは11時からの約束だ。 たいした遅刻ではないというのもあるけれど、こうして待たされてもイライラしないのは、N先生のとある才能のおかげである。

ともだちに会うということ。

難民医療で世界中を飛びまわる、ともだちのNちゃんが帰国していて、ひさしぶりに夕ごはんにやってくるので、今日はすこし忙しい。

好き・キライ・やっぱり好き?骨董市で試される幸せの握力

ジュネーブの代官山、と勝手にわたしが呼んでいるカルージュ(Carouge)は、お洒落なカフェや雑貨屋さんがならぶかわいい街。年に一度の骨董市をやっていたのでのぞいてみた。

されどハイヒール。すべって、転んで、やせがまん。

すべって転ぶ、といえばバナナ。バレンタインの買い物客でにぎわうスーパーマーケットにて、バナナならぬナニモノかをふんづけた私。盛大にすべって、ころんだ。 いったい何にすべったのか?

SWEETなスイス?気になるチョコレート&話題のショコラティエ。

もうすぐバレンタインですね。 チョコレートはもう準備しましたか? ここスイスは、ご存知チョコレートの本場。 ジュネーブにも大小のショコラティエが軒を連ねています。

スイスで陶芸。しかくいのと、まるいの。

週末の朝といえば、昼近くまでダラダラとふとんにもぐっているのが至福の過ごし方ですが、ここ二週ほどは早起きして陶芸アトリエにかよっていました。 いけばなの稽古仲間で、単発のワークショップをお願いしたのです。 すてきな花瓶は、スイスやヨーロッパ…

男脳ってやつは。。ガレット・デ・ロワだって「一番じゃなきゃダメなんです」

1月6日は、公現祭(Epiphany)。わが家でもガレット・デ・ロワ(galette des rois)を買ってきて食べました。 https://ja.wikipedia.org/wiki/ガレット・デ・ロワ 最近は日本でもおなじみですが、アーモンドクリーム入りのパイの中に、フェーヴと呼ばれる陶…

クサいほどウマい!こごえる夜は「ハイジのラクレットチーズ」本場スイスのホームレシピ。

火で炙ると、乳白色のチーズはたちまちツヤツヤの黄金色に変わります。おじいさんは、トロトロにとろけたチーズを、ハイジのパンにのせてくれました。 なんど見ても、おもわずハイジといっしょに「生つばごくり」のシーンです。 このハイジのチーズの名前は…

帰省がつらい?2016年の終わりに想うシアワセのかたち。

家族とすごせない日本人はさみしい。 新聞の投書欄にのっていたベトナム人留学生のことばです。 シンプルな一文に、逆に、どきっとさせられました。

そして肝心なスキーのこと。クランモンタナスキーバカンス(4)

スイスでスキーにでかけると、都市部のそれと人種の構成ががらりと変わるのにおどろきます。 スイスの都市部は、外国人比率が高く、アフリカ系、アラブ系、アジア系などいわゆる白人じゃない外国人も相当数住んでいます。 近郊のスキーリゾートには、とうぜ…

スイス&ニューヨーク流クリスマスごはん。クランモンタナスキーバカンス(3)

スイスに来て以来、クリスマスイヴのディナーは、毎年おなじメニューです。 Nut Hamと呼ばれるハムと、ザワークラウト、茹でたジャガイモ。 夫(スイス人)ファミリーに伝わる、伝統的なクリスマスディナーなのです。 飽食の現代にあっては、ずいぶん質素なメ…

ロイカーバードの温泉街にて、湧き出づるビジネスアイディア?クランモンタナスキーバカンス(2)

今年のはじめには、予定されていたアルペンスキー大会が豪雪のため中止になったほど、雪深いはずのクランモンタナですが、雪のないクリスマスをむかえています。 いちおうスキーはできるけれど、春夏スキーみたいなかんじ。標高1500mにあるクランモンタナの…

7泊8日のラゲージはエルベシャプリエ4兄弟。クランモンタナスキーバカンス(1)

たかがパッキング、されどパッキング。 どの旅行カバンにしよう? なに持っていこう? 荷づくりは、旅にまつわる悩みのタネでもありますが、個人的には楽しみのひとつでもあります。 クリスマス休暇を過ごすために、スイス・ヴァレー州クラン-モンタナにやっ…

ベルン、とある冬の日曜日の風景。未知なるスイスをもとめて。

二泊三日の母娘ミラノショートトリップ。せっかくなので帰り道はベルンで途中下車することにしました。 せっかくスイスの娘をたずねてきたのに、スイスを全く観光しないのもナンですし。 しかし、冬のオフシーズン、しかも日曜日、という二重苦のベルンです…

子どもたちのエコなクリスマスデコレーション。ペットボトルとレジ袋と。

さんぽの途中にみつけた、近所の小学校のクリスマスデコレーション。毎年、ちがった趣向で楽しませてくれるのですが、それにしても今年のはとりわけ味があって、おもわず足をとめてしまいました。 校舎をぐるりとかこむ鉄柵のギザギザに、手づくりオーナメン…

サンデーブランチでプチっとぜいたく気分。ヨーロッパの(たいくつな)日曜日のすごしかた。

「こんどの日曜は、サンデーブランチにしませんか?」 出張でスイスにきている友だちがさそってくれました。 ランチでも、ディナーでもなく、ブランチ? なんだかそれだけでワクワクしてしまいます。 ヨーロッパの街は、日曜日になるとお店が閉まってしまう…

ぶどう畑のオトナ婚。熟成されたカップル&スイスワインでほろ酔い気分

スイス・レマン湖沿いの葡萄畑ラヴォーにあるちいさな教会で、50代の友人カップルが結婚式を挙げた。ともに再婚、おたがいの子供たちも参列しての「オトナ婚」である。 新郎は、グローバルにビジネスを展開するエリート。自家用飛行機やワイナリーを所有し…

ワルサーさんの同窓会。山岳リゾート・アローザですごすスイスの秋(9)

朝、ホテルのロビーで、民族衣装をきたこどもたちとすれちがった。あまりにかわいらしくて目をうばわれていると、フロントの男性が言った。 「きょうは、アローザでワルサーの同窓会があるんですよ」 ワルサー?耳慣れないことばにとまどっていると、 「じつ…

干し草ベッドの非情なる現実。山岳リゾート・アローザですごすスイスの秋(5)

「グリュッツィ」(こんにちは) ひときわ古くて美しい民家。窓辺のゼラニウムに目をうばわれ、写真をとっていたら、玄関からおかっぱ頭の女性が顔をのぞかせ声をかけてくれた。 「まだやってますよ、よかったらどうぞ」 ひとなつこい笑顔につられて、おじゃ…

ハダカのおつきあい、にカルチャーショック。山岳リゾート・アローザですごすスイスの秋(4)

郷に入れば郷にしたがえ、とはいうけれども、サウナに入れば全裸になれ、という地元ルールには、さすがの私もいっしゅんひるんでしまった。 ホテルクルムアローザには、谷に面して全面ガラス張りのステキなスパエリアがある。上階にジャグジーもそなえた大き…

アルプスの少女(?)ミリアムの山小屋。山岳リゾート・アローザですごすスイスの秋(3)

アローザの谷をへだてて反対側に、ミリアムの山小屋はある。 「ちょうど、アプリコットケーキが焼きあがるわよ」 注文をとりにきたミリアムがいう。あまくてこうばしい香りがキッチンから漂ってくるのにきづくと、きゅうにお腹が空いてきた。 お茶のじかんと…

神秘的な雨の森で癒しのウォーキング&毒キノコ狩り。山岳リゾート・アローザですごすスイスの秋(2)

翌朝、目を覚ますと、そとは雨が降っていた。天気予報によると、最高気温6℃、最低1℃らしい。雲なのか霧なのか境目のはっきりしないもやの中に、向こう側に見えるはずの山もかすんでみえない。 こりゃ、今日はトレッキングはキャンセルかな?ホテルで1日のん…

名物トレッキングガイド・ハンスとの再会。山岳リゾート・アローザですごすスイスの秋(1)

9月末は、スイスの夏が終わりをつげる季節だ。夏のあいだフル回転で営業してきた山岳リゾートのホテルも、冬のスキーシーズンまでいったん店じまいするところが多い。 9月下旬になると、つめたい雨とともにストンと気温がさがり、空気がすっかり入れ替わった…

ストーリーあるモノのチカラ。大伯母の古時計のルーツをたどるショートトリップ。

ウォーキングの途中、ローヌ川から丘にのぼる坂道で、ある朝、ヨボヨボのおじいさんをみかけた。 ゆっくり、ゆっくり一歩ずつ。アディダスのブルーのジョギングパンツから伸びた脚は、夏の終わりだというのにすきとおるように白くて細く、カラフルなスポーツ…

チューリッヒ湖に浮かぶミステリアスなお城。ラッパーズヴィルで「ジャーニー」する

前回おはなしした、姪っ子Rちゃんのスロウすぎる結婚式。すっかり書きそびれたのが、二人が結婚式を挙げたチューリッヒ湖畔のちいさな街ラッパーズヴィルのこと。 新郎のC君がうまれ育った街であり、C君はここの警察官、Rちゃんは薬剤師として薬局を経営して…

スロウなスイス人のスロウな結婚式。寝落ちしてもいいですか?

週も半ばになるのに、週末の寝不足がたたって眠気がとれない。 朝も早よから仕事にでかけた夫には申し訳ないが、平日の昼さがりに気兼ねすることなく昼寝できるというのは主婦の特権である。 この週末は、姪っ子Rちゃんの結婚式に出席するため、チューリッヒ…

「小枝」のルーツ、スイスにあり?ノスタルジーは大人のあじわい。

日本にいる家族から、スイスのお土産にたのまれるものといえば、チョコレート、チーズ、スイスワインが定番だが、なかでも甥っ子たちに人気なのが「ジャンボ小枝」(甥っ子たちが命名)である。 日本の「小枝」を大人の指ぐらいの大きさにしたチョコレート、…

コガモは英語で何ていう?ローヌ川朝さんぽ、からの、語源で学ぶプチ英単語レッスン。

夏のあいだ、習慣となっている朝の散歩。 まだひんやりした朝の空気の中、芝生に水をやる給水機のリズミカルな音をききながら歩くのはきもちいい。日によって30分から1時間、その日の気分でオフィス街を通りぬけてみたり、公園を一周してみたり。 あれだ…

ブレない女になりたい。ビアトリクス・ポターに学ぶシンプルライフ

ブレないひとになりたい、といつも思う。 やりたいこと、必要なもの、好きなもの、大切なことは何かがはっきりしていて、他人や状況に左右されない「自分」をもっているひと。 けれどもこれがなかなか難しい。 自分で選んだはずの進路も、壁につきあたったり…

海外生活、言葉がわからなくてよかったこと。天然ノイズキャンセリングに感謝の日々。

海外生活で「ひとが何を言ってるのかわからないのがツライ」という話はよく聞くが、「わからなくてヨカッた」ということも、けっこうあるものである。 たとえば、友人D(スイス人)は、いっしょにカフェでお茶すると、しょっちゅう他の客がうるさい、と怒っ…

アメリカンなぽっちゃり姉妹とモンブラン(ケーキじゃなくて山のほう)

その姿を見ると、縁起がいいような、ラッキーなような、思わずしあわせな気分になってしまう山といえば、日本では富士山だったが、スイスにきてからはモンブランである。 ジュネーブからレマン湖をはさんだフランス領、80kmの距離にあるモンブラン。天気が…

洋服ブラシ&スチームアイロンでクリーニングいらず。良い道具で家事は楽しく、をモットーに。

6月も終わり、もうすぐ7月。さすがに今週は衣替えをしなければと思っている。 冬物をしまって夏物を出す、とまぁ言ってみればそれだけのことなのだが、ただしまうわけにいかず、きれいにしてからしまわなければいけないのが難儀である。 というのも、クリ…

マダムかムッシューか、それが問題だ。

お母さん、お姉さん、おばさん、奥さん‥。女性の呼び方はいろいろあれど、マダム、と呼ばれるのは気持ちのいいものである。 はじめは、マダムという言葉のひびきに、なんだか特別ステキな大人の女性として認められたような気がしてうれしかったものだが、そ…

ポットラックパーティの尽きない悩み。”何を持っていくか問題”よりもたいせつなこと。

6月にはいり、学年末をむかえた学校の夏休みがはじまると、バカンスシーズンもすぐそこだ。街じゅうが、浮足だった人々の、ワクワクした空気で満ちている。 「今週はポットラックよ」 サークル仲間がメールをよこした。サークルの活動もバカンス中はお休みに…

英語の恥はかき捨て。”Don't be shy”で行こう。

ひさびさに友人A(スイス人。会話は英語)とお茶した。いつもはカジュアル一辺倒なAが、きれいなベビーブルーのタンクワンピに、グレージュがかったエナメルのハイヒールサンダルで登場したので、 「わぁ、今日はChicじゃん。このあと予定でも?」 と、冷や…

ところ変われば、おやつも変わる。

先日、トラムに乗ったら、きれいな女の人が、チコリをむしゃむしゃと食べはじめたのでびっくりした。 チコリ、というのは英語名で、フランス語だとアンディーブ。ちょっと苦味のある、小さな青梗菜のような、白菜のような野菜で、ハムで巻いてチーズをかけて…

ナルシスさんとお花畑。世界は見解の相違にみちている。

20代のころ働いていたオフィスに、「トイレのナルシスさん」と呼ばれている女子社員がいた。 いつ行っても、ナルシスさんは女子トイレにいた。 何をしているのか、というと、じーっと鏡の中のじぶんをみつめているのである。何するわけでもなく、前髪をなお…

絵本「ウルスリのすず」の実写版映画を観ました。これは日本でもぜったい公開してほしい!

「ウルスリのすず」という絵本をご存知でしょうか? www.ehonnavi.net スイスの山奥に住んでいる、とんがり帽子の男の子ウルスリの、村のお祭りをめぐるちいさな冒険のおはなし。 わたしはスイスに住むことになるずっと前からこの絵本が大好きだった。 読む…

語学上達の秘訣。フランス語カフェレッスンに現れたかわいいライバル

英語(外国語)の習得って、多くの社会人にとって、永遠の「今年の目標」じゃないかなと思う。つまり、毎年目標にかかげるけれども、未達のまま、また翌年に持ち越すという。。 語学上達の成長曲線は、一定の割合で上昇カーブを描くわけではない、というのはよ…

スイスの秘境でスキーバケーション(5) 中世から湧きつづける温泉にて土地のパワーをいただく

Scuolとその周辺は、湧き水の源泉があちこちにあって、古くからミネラルウォーターと温泉で有名だ。いまでも公共の源泉からは第一級のミネラルウォーターが村に供給されている。 じっさい歩いていると、道端から水が湧いているのをみることができる。泉のま…

スイスの秘境でスキーバケーション(4)スキーをしない一日。ときには目的を忘れて横道にそれてみる。

ときどき、私はスキーしないからスキーリゾートには行かない、というひとがいるけれど、もったいないなぁと思う。雪のアルプスは、夏に匹敵するくらい美しいし、スキー以外にもいろいろ楽しめるのに。 これがハワイだったら、私はサーフィンしないからハワイ…

スイスの秘境でスキーバケーション(3)おいしい空気とシンプル山ごはんでヘルシーに

スキーで楽しみなのはランチであり、休けいである。 どこまでもひろがる青空の下、360度つらなるアルプスをながめながらいただく自家製のホットチョコレート。スキーでひと汗をかいたあと、太陽の光をさんさんと浴びながら飲むつめたいビール‥。もしかしたら…

スイスの秘境でスキーバケーション(2)標高3,000メートル級のスキー場にて恩師のことばをかみしめる

ホテルを出て右に折れるとすぐに村の広場にでる。スキー場にはこの広場からバスに乗って向かうのだ。 広場の中央にある水くみ場で、お手伝いを頼まれたのか男の子がバケツに水をくんでいる。もう昼近くだからか、バスを待っているのは私たちのほかに二組だけ…

スイスの秘境でスキーバケーション(1)エンガディンの小さな村Scuolの可愛いホテル

今日はスキーバケーションの話をすこし。 スイスは、山だらけの国だけあって、気軽に日帰りでスキーが楽しめる。 なので、スキーだけのためにとくに休暇をとる必要はないんでは?と思うのだけれど、みんなシーズン中にすくなくとも1週間程度のスキーバケーシ…

インテリアショップで遊ぶ、雨の日の地味な休日の過ごし方。イマジネーションさえあれば‥

灯りひとつで、雰囲気ってすごく変わる。どのくらい明るいか、に加えて、暖色系か寒色系のトーンかによっても全然ちがう。 たとえば、東京タワーだって、季節やイベントによって照明が変われば、全然ちがう表情をみせてくれるし、桜や紅葉も、昼間みるのと夜…

ヨーロッパの冬、最高のぜいたくは日光浴。晴れた日の地味な休日の過ごし方

紫外線はお肌の大敵!なのはわかっているが、ここ最近、からだが心底から日光を欲している。 ヨーロッパの冬は、いったん天気がわるいとなると、2週間でも3週間でもぶっつづけでわるいが、今年の冬はとくにひどい。 しとしと雨が続いたかと思うと町中すっぽ…

日本人は非ロマンティック体質?バレンタインには女性に花を、テーブルにキャンドルを

外国人からみた日本人。ロマンスは必要ない?キャンドルは災害用、花は冠婚葬祭用ってほんと?