SABAすたいる

スイスのくらし、旅のエッセイ、日々のできごと、おもうこと。

スイスのくらし

エンドポリオチョコレート

ことし、わが家がクリスマスに用意したのは、「エンドポリオチョコレート」。 ひと箱購入すると、120人の子供がポリオのワクチンを接種することができる、というチャリティで、スイスのショコラティエ「レダラッハ」のチョコレートです。 https://www.endpol…

もみの木のブローチ

ふだん、アクセサリーもつけず、洋服もシンプルな飾り気のないものばかり、というIさんのセーターの胸もとに、そのブローチを見つけたのは、女ばかりで集まったクリスマス会でのことでした。 クリスマス会、といっても、ドレスコードは普段着。 教会の集会所…

ジコシュチョーに、胃もたれ。

ジュネーブの冬といえば「霧」。 アパートの下を流れるローヌ川も、冬の朝は、濃いミルク色をした霧のスープの底深くにしずんでしまいます。 町中がすっぽり冷蔵庫に入れられたみたいなこんな日は、きまって煮込み料理がたべたくなります。 などと思っていた…

義理のままはは。

まったく自覚はないが、いちおう私、ステップ・マザー(つまり、継母)なのである。 出会ったときには、とっくに成人していた、というのもあるし、遠くアメリカで暮らしているP君とSちゃんは、わたしなどよりよっぽどオトナで、しっかりしているからというの…

センス・オブ・ユーモア。チョコレート嚢腫の腹腔鏡手術〜海外の場合

ユーモアのちからって、すごい。 泣きたくなるような状況も、ぶつける先が見つからない怒りも、ちょっとした冗談で気持ちが楽になることってあります。 おもえば、職場のままならない人間関係も、仕事の壁も、プライベートな悩みも、ユーモアに救われたこと…

母といふいきもの

少し前からブログに飽き足らず(と言えるほど更新していないのだけど)朝時間.jpというwebサイトで「世界の朝レポーター」というものをやらせてもらっている。 asajikan.jp 先日、そのサイトでアルザス風ピザについて紹介したのだが、たまたま別件で母と話し…

夫婦のカタチいろいろ。ドーレ夫妻のバカンス

わが家はローヌ川に面して建っているので、このローヌ沿いの森の小径をよく歩きます。 春から夏にかけては木々の緑がいいぐあいに木陰をつくってくれるし、もっと暑くなればアルプスの氷河から流れてくる川にドボンとつかって涼むこともできる、お気に入りの…

「マルシェ」ではじめる日曜日

日曜日。ちょっと早起きして、フランス領Divonneのマルシェ(朝市)へ。日本の母からのおつかいで、頼まれたものを買いにきました。 めざすはピンクのテント、Cookme ! https://www.cookme-shop.com グルメの都リヨンにあるスパイス・お茶の専門店です。

モルジュの休日

何もしないですごす休日が、一番ぜいたく。 わたしの周りのスイス人は口をそろえてそう言います。 しずかに本を読んですごす、とか ゆっくり料理をする、とか 一日中ぼーっと景色をながめてすごす、とか ただ近所を散歩する、とか。 でも私、この「何もしな…

着物でお花見、のはずが。。

日本にいたころは、まったく興味のなかった着物です。 支度や手入れがめんどうくさい。 決まりごとがアレコレうるさい。 なんか、ババくさい。 興味があるどころか、なんとなく敬遠してきた存在。 ところが、結婚してはじめての誕生日プレゼントに、夫から着…

ひとのぬくもりが恋しくなる映画。「ズッキーニとよばれて」は大人にもオススメのクレイアニメ

ずーっとずっと心待ちにしていたDVDが手元にやってきた。 「ズッキーニと呼ばれて」(原題:Ma vie de Courgette) 惜しくもゴールデングローブ、オスカーは逃したけれど、フランス版オスカーとも呼ばれるセザール賞で最優秀アニメーションに選ばれるなど、…

言い訳の達人

午前11時05分のカフェ。わたしはフランス語のN先生を待っている。 プライベートのカフェレッスンは11時からの約束だ。 たいした遅刻ではないというのもあるけれど、こうして待たされてもイライラしないのは、N先生のとある才能のおかげである。

ともだちに会うということ。

難民医療で世界中を飛びまわる、ともだちのNちゃんが帰国していて、ひさしぶりに夕ごはんにやってくるので、今日はすこし忙しい。

好き・キライ・やっぱり好き?骨董市で試される幸せの握力

ジュネーブの代官山、と勝手にわたしが呼んでいるカルージュ(Carouge)は、お洒落なカフェや雑貨屋さんがならぶかわいい街。年に一度の骨董市をやっていたのでのぞいてみた。

されどハイヒール。すべって、転んで、やせがまん。

すべって転ぶ、といえばバナナ。バレンタインの買い物客でにぎわうスーパーマーケットにて、バナナならぬナニモノかをふんづけた私。盛大にすべって、ころんだ。 いったい何にすべったのか?

SWEETなスイス?気になるチョコレート&話題のショコラティエ。

もうすぐバレンタインですね。 チョコレートはもう準備しましたか? ここスイスは、ご存知チョコレートの本場。 ジュネーブにも大小のショコラティエが軒を連ねています。

スイスで陶芸。しかくいのと、まるいの。

週末の朝といえば、昼近くまでダラダラとふとんにもぐっているのが至福の過ごし方ですが、ここ二週ほどは早起きして陶芸アトリエにかよっていました。 いけばなの稽古仲間で、単発のワークショップをお願いしたのです。 すてきな花瓶は、スイスやヨーロッパ…

男脳ってやつは。。ガレット・デ・ロワだって「一番じゃなきゃダメなんです」

1月6日は、公現祭(Epiphany)。わが家でもガレット・デ・ロワ(galette des rois)を買ってきて食べました。 https://ja.wikipedia.org/wiki/ガレット・デ・ロワ 最近は日本でもおなじみですが、アーモンドクリーム入りのパイの中に、フェーヴと呼ばれる陶…

クサいほどウマい!こごえる夜は「ハイジのラクレットチーズ」本場スイスのホームレシピ。

火で炙ると、乳白色のチーズはたちまちツヤツヤの黄金色に変わります。おじいさんは、トロトロにとろけたチーズを、ハイジのパンにのせてくれました。 なんど見ても、おもわずハイジといっしょに「生つばごくり」のシーンです。 このハイジのチーズの名前は…

帰省がつらい?2016年の終わりに想うシアワセのかたち。

家族とすごせない日本人はさみしい。 新聞の投書欄にのっていたベトナム人留学生のことばです。 シンプルな一文に、逆に、どきっとさせられました。

そして肝心なスキーのこと。クランモンタナスキーバカンス(4)

スイスでスキーにでかけると、都市部のそれと人種の構成ががらりと変わるのにおどろきます。 スイスの都市部は、外国人比率が高く、アフリカ系、アラブ系、アジア系などいわゆる白人じゃない外国人も相当数住んでいます。 近郊のスキーリゾートには、とうぜ…

スイス&ニューヨーク流クリスマスごはん。クランモンタナスキーバカンス(3)

スイスに来て以来、クリスマスイヴのディナーは、毎年おなじメニューです。 Nut Hamと呼ばれるハムと、ザワークラウト、茹でたジャガイモ。 夫(スイス人)ファミリーに伝わる、伝統的なクリスマスディナーなのです。 飽食の現代にあっては、ずいぶん質素なメ…

ロイカーバードの温泉街にて、湧き出づるビジネスアイディア?クランモンタナスキーバカンス(2)

今年のはじめには、予定されていたアルペンスキー大会が豪雪のため中止になったほど、雪深いはずのクランモンタナですが、雪のないクリスマスをむかえています。 いちおうスキーはできるけれど、春夏スキーみたいなかんじ。標高1500mにあるクランモンタナの…

7泊8日のラゲージはエルベシャプリエ4兄弟。クランモンタナスキーバカンス(1)

たかがパッキング、されどパッキング。 どの旅行カバンにしよう? なに持っていこう? 荷づくりは、旅にまつわる悩みのタネでもありますが、個人的には楽しみのひとつでもあります。 クリスマス休暇を過ごすために、スイス・ヴァレー州クラン-モンタナにやっ…

ベルン、とある冬の日曜日の風景。未知なるスイスをもとめて。

二泊三日の母娘ミラノショートトリップ。せっかくなので帰り道はベルンで途中下車することにしました。 せっかくスイスの娘をたずねてきたのに、スイスを全く観光しないのもナンですし。 しかし、冬のオフシーズン、しかも日曜日、という二重苦のベルンです…

子どもたちのエコなクリスマスデコレーション。ペットボトルとレジ袋と。

さんぽの途中にみつけた、近所の小学校のクリスマスデコレーション。毎年、ちがった趣向で楽しませてくれるのですが、それにしても今年のはとりわけ味があって、おもわず足をとめてしまいました。 校舎をぐるりとかこむ鉄柵のギザギザに、手づくりオーナメン…

サンデーブランチでプチっとぜいたく気分。ヨーロッパの(たいくつな)日曜日のすごしかた。

「こんどの日曜は、サンデーブランチにしませんか?」 出張でスイスにきている友だちがさそってくれました。 ランチでも、ディナーでもなく、ブランチ? なんだかそれだけでワクワクしてしまいます。 ヨーロッパの街は、日曜日になるとお店が閉まってしまう…

ぶどう畑のオトナ婚。熟成されたカップル&スイスワインでほろ酔い気分

スイス・レマン湖沿いの葡萄畑ラヴォーにあるちいさな教会で、50代の友人カップルが結婚式を挙げた。ともに再婚、おたがいの子供たちも参列しての「オトナ婚」である。 新郎は、グローバルにビジネスを展開するエリート。自家用飛行機やワイナリーを所有し…

ワルサーさんの同窓会。山岳リゾート・アローザですごすスイスの秋(9)

朝、ホテルのロビーで、民族衣装をきたこどもたちとすれちがった。あまりにかわいらしくて目をうばわれていると、フロントの男性が言った。 「きょうは、アローザでワルサーの同窓会があるんですよ」 ワルサー?耳慣れないことばにとまどっていると、 「じつ…

干し草ベッドの非情なる現実。山岳リゾート・アローザですごすスイスの秋(5)

「グリュッツィ」(こんにちは) ひときわ古くて美しい民家。窓辺のゼラニウムに目をうばわれ、写真をとっていたら、玄関からおかっぱ頭の女性が顔をのぞかせ声をかけてくれた。 「まだやってますよ、よかったらどうぞ」 ひとなつこい笑顔につられて、おじゃ…