SABAすたいる

スイスのくらし、旅のエッセイ、日々のできごと、おもうこと。

ライフスタイル

母といふいきもの

少し前からブログに飽き足らず(と言えるほど更新していないのだけど)朝時間.jpというwebサイトで「世界の朝レポーター」というものをやらせてもらっている。 asajikan.jp 先日、そのサイトでアルザス風ピザについて紹介したのだが、たまたま別件で母と話し…

夫婦のカタチいろいろ。ドーレ夫妻のバカンス

わが家はローヌ川に面して建っているので、このローヌ沿いの森の小径をよく歩きます。 春から夏にかけては木々の緑がいいぐあいに木陰をつくってくれるし、もっと暑くなればアルプスの氷河から流れてくる川にドボンとつかって涼むこともできる、お気に入りの…

「マルシェ」ではじめる日曜日

日曜日。ちょっと早起きして、フランス領Divonneのマルシェ(朝市)へ。日本の母からのおつかいで、頼まれたものを買いにきました。 めざすはピンクのテント、Cookme ! https://www.cookme-shop.com グルメの都リヨンにあるスパイス・お茶の専門店です。

モルジュの休日

何もしないですごす休日が、一番ぜいたく。 わたしの周りのスイス人は口をそろえてそう言います。 しずかに本を読んですごす、とか ゆっくり料理をする、とか 一日中ぼーっと景色をながめてすごす、とか ただ近所を散歩する、とか。 でも私、この「何もしな…

言い訳の達人

午前11時05分のカフェ。わたしはフランス語のN先生を待っている。 プライベートのカフェレッスンは11時からの約束だ。 たいした遅刻ではないというのもあるけれど、こうして待たされてもイライラしないのは、N先生のとある才能のおかげである。

ともだちに会うということ。

難民医療で世界中を飛びまわる、ともだちのNちゃんが帰国していて、ひさしぶりに夕ごはんにやってくるので、今日はすこし忙しい。

好き・キライ・やっぱり好き?骨董市で試される幸せの握力

ジュネーブの代官山、と勝手にわたしが呼んでいるカルージュ(Carouge)は、お洒落なカフェや雑貨屋さんがならぶかわいい街。年に一度の骨董市をやっていたのでのぞいてみた。

わが輩は犬ではない?不自由さのアドバンテージ。

いまは電子書籍があるから、海外で日本の本を読むのも昔ほど大変じゃない。テレビ番組だって無料動画サイトでほぼ同日に観られるし、電話もメールもチャットもインターネットのおかげで無料。 ひと昔前にくらべたらホームシックにかかる人は格段に減っている…

愚妻のミッシェル?オバマさんの胸キュンスピーチにおもうこと。

欧米人のほめ言葉は、ことば半分に聞いといたほうがよいよ。 この、友からのありがたい助言は、つねづね肝に銘じているところなのですが、コレばかりは別モノ!と思ったのが、オバマさんの大統領退任スピーチです。 終盤のミッシェル夫人に贈られたことばが…

家カフェ&家飲みBGMにおすすめネットラジオ10局。冬ごもりのおともはTuneIn Radio

北欧インテリアがすてきなのは、寒くて家ですごす時間が長いから。 とどこかで聞いたことがあるのですが、冬はでかけず家にこもるのが楽しい季節ですね。(なにごともポジティブに♪) ホットチョコレートやコーヒーをいれて家カフェしたり、かんたんなおつま…

男脳ってやつは。。ガレット・デ・ロワだって「一番じゃなきゃダメなんです」

1月6日は、公現祭(Epiphany)。わが家でもガレット・デ・ロワ(galette des rois)を買ってきて食べました。 https://ja.wikipedia.org/wiki/ガレット・デ・ロワ 最近は日本でもおなじみですが、アーモンドクリーム入りのパイの中に、フェーヴと呼ばれる陶…

クサいほどウマい!こごえる夜は「ハイジのラクレットチーズ」本場スイスのホームレシピ。

火で炙ると、乳白色のチーズはたちまちツヤツヤの黄金色に変わります。おじいさんは、トロトロにとろけたチーズを、ハイジのパンにのせてくれました。 なんど見ても、おもわずハイジといっしょに「生つばごくり」のシーンです。 このハイジのチーズの名前は…

帰省がつらい?2016年の終わりに想うシアワセのかたち。

家族とすごせない日本人はさみしい。 新聞の投書欄にのっていたベトナム人留学生のことばです。 シンプルな一文に、逆に、どきっとさせられました。

スイス&ニューヨーク流クリスマスごはん。クランモンタナスキーバカンス(3)

スイスに来て以来、クリスマスイヴのディナーは、毎年おなじメニューです。 Nut Hamと呼ばれるハムと、ザワークラウト、茹でたジャガイモ。 夫(スイス人)ファミリーに伝わる、伝統的なクリスマスディナーなのです。 飽食の現代にあっては、ずいぶん質素なメ…

子どもたちのエコなクリスマスデコレーション。ペットボトルとレジ袋と。

さんぽの途中にみつけた、近所の小学校のクリスマスデコレーション。毎年、ちがった趣向で楽しませてくれるのですが、それにしても今年のはとりわけ味があって、おもわず足をとめてしまいました。 校舎をぐるりとかこむ鉄柵のギザギザに、手づくりオーナメン…

サンデーブランチでプチっとぜいたく気分。ヨーロッパの(たいくつな)日曜日のすごしかた。

「こんどの日曜は、サンデーブランチにしませんか?」 出張でスイスにきている友だちがさそってくれました。 ランチでも、ディナーでもなく、ブランチ? なんだかそれだけでワクワクしてしまいます。 ヨーロッパの街は、日曜日になるとお店が閉まってしまう…

ぶどう畑のオトナ婚。熟成されたカップル&スイスワインでほろ酔い気分

スイス・レマン湖沿いの葡萄畑ラヴォーにあるちいさな教会で、50代の友人カップルが結婚式を挙げた。ともに再婚、おたがいの子供たちも参列しての「オトナ婚」である。 新郎は、グローバルにビジネスを展開するエリート。自家用飛行機やワイナリーを所有し…

干し草ベッドの非情なる現実。山岳リゾート・アローザですごすスイスの秋(5)

「グリュッツィ」(こんにちは) ひときわ古くて美しい民家。窓辺のゼラニウムに目をうばわれ、写真をとっていたら、玄関からおかっぱ頭の女性が顔をのぞかせ声をかけてくれた。 「まだやってますよ、よかったらどうぞ」 ひとなつこい笑顔につられて、おじゃ…

ストーリーあるモノのチカラ。大伯母の古時計のルーツをたどるショートトリップ。

ウォーキングの途中、ローヌ川から丘にのぼる坂道で、ある朝、ヨボヨボのおじいさんをみかけた。 ゆっくり、ゆっくり一歩ずつ。アディダスのブルーのジョギングパンツから伸びた脚は、夏の終わりだというのにすきとおるように白くて細く、カラフルなスポーツ…

チューリッヒ湖に浮かぶミステリアスなお城。ラッパーズヴィルで「ジャーニー」する

前回おはなしした、姪っ子Rちゃんのスロウすぎる結婚式。すっかり書きそびれたのが、二人が結婚式を挙げたチューリッヒ湖畔のちいさな街ラッパーズヴィルのこと。 新郎のC君がうまれ育った街であり、C君はここの警察官、Rちゃんは薬剤師として薬局を経営して…

スロウなスイス人のスロウな結婚式。寝落ちしてもいいですか?

週も半ばになるのに、週末の寝不足がたたって眠気がとれない。 朝も早よから仕事にでかけた夫には申し訳ないが、平日の昼さがりに気兼ねすることなく昼寝できるというのは主婦の特権である。 この週末は、姪っ子Rちゃんの結婚式に出席するため、チューリッヒ…

「小枝」のルーツ、スイスにあり?ノスタルジーは大人のあじわい。

日本にいる家族から、スイスのお土産にたのまれるものといえば、チョコレート、チーズ、スイスワインが定番だが、なかでも甥っ子たちに人気なのが「ジャンボ小枝」(甥っ子たちが命名)である。 日本の「小枝」を大人の指ぐらいの大きさにしたチョコレート、…

コガモは英語で何ていう?ローヌ川朝さんぽ、からの、語源で学ぶプチ英単語レッスン。

夏のあいだ、習慣となっている朝の散歩。 まだひんやりした朝の空気の中、芝生に水をやる給水機のリズミカルな音をききながら歩くのはきもちいい。日によって30分から1時間、その日の気分でオフィス街を通りぬけてみたり、公園を一周してみたり。 あれだ…

ブレない女になりたい。ビアトリクス・ポターに学ぶシンプルライフ

ブレないひとになりたい、といつも思う。 やりたいこと、必要なもの、好きなもの、大切なことは何かがはっきりしていて、他人や状況に左右されない「自分」をもっているひと。 けれどもこれがなかなか難しい。 自分で選んだはずの進路も、壁につきあたったり…

海外生活、言葉がわからなくてよかったこと。天然ノイズキャンセリングに感謝の日々。

海外生活で「ひとが何を言ってるのかわからないのがツライ」という話はよく聞くが、「わからなくてヨカッた」ということも、けっこうあるものである。 たとえば、友人D(スイス人)は、いっしょにカフェでお茶すると、しょっちゅう他の客がうるさい、と怒っ…

胃ぶくろの潜在意識にみちびかれ。紅茶と読書と朝ドラと。

こと食べ物にかんして、いったん「XXの気分」になると、その気分はおそろしいほど執念深く潜在意識にのこるものである。 とあるランチタイム、友人とタイの焼きそば「パッタイ」を食べようと、近所のタイ料理屋にでかけた。ちょっと遅めのランチになってしま…

包む文化vs包まない文化。かざらないひとびとが愛する「スイスの国民的バッグ」とは?

夏休み。街を脱出するバカンス組がいるいっぽうで、あえて夏は街で過ごすというひとびとも少なくない。 とくに学校にかよう子供がいない家庭では、子供の夏休みにスケジュールを合わせる必要もないので、バカンスは季節をずらして安くゆったりすごす派がおお…

靴箱でモジュール化?海外旅行スーツケースのパッキング術。

バーゲンで狙っていたエスパドリーユ。なんと、奇跡的に私のサイズが残っていたのですかさず購入した。 石畳のヨーロッパの街でも、エスパドリーユならヒールが高くても楽々歩けるので、夏は毎日エスパドリーユを履いている。愛用していたものが、ちょっとく…

洋服ブラシ&スチームアイロンでクリーニングいらず。良い道具で家事は楽しく、をモットーに。

6月も終わり、もうすぐ7月。さすがに今週は衣替えをしなければと思っている。 冬物をしまって夏物を出す、とまぁ言ってみればそれだけのことなのだが、ただしまうわけにいかず、きれいにしてからしまわなければいけないのが難儀である。 というのも、クリ…

マダムかムッシューか、それが問題だ。

お母さん、お姉さん、おばさん、奥さん‥。女性の呼び方はいろいろあれど、マダム、と呼ばれるのは気持ちのいいものである。 はじめは、マダムという言葉のひびきに、なんだか特別ステキな大人の女性として認められたような気がしてうれしかったものだが、そ…

ポットラックパーティの尽きない悩み。”何を持っていくか問題”よりもたいせつなこと。

6月にはいり、学年末をむかえた学校の夏休みがはじまると、バカンスシーズンもすぐそこだ。街じゅうが、浮足だった人々の、ワクワクした空気で満ちている。 「今週はポットラックよ」 サークル仲間がメールをよこした。サークルの活動もバカンス中はお休みに…

女子力より「ママン」力。カトリーヌ・ドヌーヴに学ぶ、大人の女の底力。

女子力、女子力、とお経のように耳元で唱えられた30代。柄にもないフェミニンな格好をしてみたり、女らしい習い事をしてみたり、美容に大枚つぎこんだり、思えば大変な時代であった。 女子力(じょしりょく 英語: women's power[1])は、輝いた生き方をして…

英語の恥はかき捨て。”Don't be shy”で行こう。

ひさびさに友人A(スイス人。会話は英語)とお茶した。いつもはカジュアル一辺倒なAが、きれいなベビーブルーのタンクワンピに、グレージュがかったエナメルのハイヒールサンダルで登場したので、 「わぁ、今日はChicじゃん。このあと予定でも?」 と、冷や…

ところ変われば、おやつも変わる。

先日、トラムに乗ったら、きれいな女の人が、チコリをむしゃむしゃと食べはじめたのでびっくりした。 チコリ、というのは英語名で、フランス語だとアンディーブ。ちょっと苦味のある、小さな青梗菜のような、白菜のような野菜で、ハムで巻いてチーズをかけて…

ナルシスさんとお花畑。世界は見解の相違にみちている。

20代のころ働いていたオフィスに、「トイレのナルシスさん」と呼ばれている女子社員がいた。 いつ行っても、ナルシスさんは女子トイレにいた。 何をしているのか、というと、じーっと鏡の中のじぶんをみつめているのである。何するわけでもなく、前髪をなお…

カササギに鴨。鳥たちがおしえてくれた、たいせつなこと。

現実とその外側、や、日常とその外側、は靴下とおんなじで、簡単にくるっと裏返る。 江國香織「裏返る現実」泣く大人(角川文庫) と、いうように、 旅から帰ってくるといつも、あっという間に日常に引き戻されてしまって、余韻にひたる間もない。 先月、ひ…

本当のところ、と女ごころ。

女どうし、もりあがる会話ネタといえば、美容法や健康法。 けれども、次から次へ新しい説が出てきて、昔の常識が、いま非常識、ということも多く、何を信じていいのやら、さっぱりわからない。 わたしが子供のころは、日焼けは健康優良児のしるしなどといわ…

安くてもたのしいモノ。宇治の骨董屋で「夢を買う」。京都町家で暮らす一ヶ月

宇治のお寺の参道にあるちいさな骨董屋の、戸棚にひとつだけちょこんとならべられていた染付のそばちょこ。 他のものを購入して、さぁ帰ろうとふり向いたとき、ふと目が合ってしまったのだ。 灰色がかった落ち着いた白地に、スモーキーな藍色のやわらかな筆…

居ごこちのよい本屋さんはもう一つのリビングルーム。京都岡崎・蔦屋書店。京都町家で暮らす一ヶ月

住む場所をさがすとき、近所にあるといいな、と思うもの。 コンビニ、おいしいパン屋さん、クリーニング店、新鮮な食材を売るスーパーマーケット。それから、ぶらりと歩きに出られる散歩道、のどかな公園。図書館。趣味のいい本屋さん。人目を気にせずぼーっ…

語学上達の秘訣。フランス語カフェレッスンに現れたかわいいライバル

英語(外国語)の習得って、多くの社会人にとって、永遠の「今年の目標」じゃないかなと思う。つまり、毎年目標にかかげるけれども、未達のまま、また翌年に持ち越すという。。 語学上達の成長曲線は、一定の割合で上昇カーブを描くわけではない、というのはよ…

日本人は非ロマンティック体質?バレンタインには女性に花を、テーブルにキャンドルを

外国人からみた日本人。ロマンスは必要ない?キャンドルは災害用、花は冠婚葬祭用ってほんと?