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SABAすたいる

スイスのくらし、旅のエッセイ、日々のできごと、おもうこと。

靴箱でモジュール化?海外旅行スーツケースのパッキング術。

バーゲンで狙っていたエスパドリーユ。なんと、奇跡的に私のサイズが残っていたのですかさず購入した。

石畳のヨーロッパの街でも、エスパドリーユならヒールが高くても楽々歩けるので、夏は毎日エスパドリーユを履いている。愛用していたものが、ちょっとくたびれてきて、そろそろ新調しようかなと思っていたところだったのでうれしい。

「箱、どうされますか?」と店員さんに聞かれ、迷わず「ください」といただいてきた。どんなにかさばっても、靴の箱は必ずもらうと決めているのである。

といっても、収納用に使うのではない。買ってきたらすぐ、靴は靴の収納棚へ、空き箱はきれいに拭いて物置に保管しておく。何に使うかといえば、大型スーツケースの荷造りに使うのである。

名付けて「靴箱パッキング」

スーツケースの間仕切りに、靴箱を使うだけのことなので、エラそうにパッキング術というほどのものでもないのだけれど、いっしょに旅行すると気に入って、真似してくれる友人が少なからずいたりするのも事実。

折しも、夏の旅行シーズン。今日は、靴箱パッキングの何がそんなにイイのか?をちょっと語ってみたいと思う。

その1. スーツケース内で「すきま埋め、間仕切り」として、荷物が動くのを防いでくれる。

行きのスーツケースは、お土産をみこしてスペースにゆとりを持たせることが多い。移動中にガサガサと中で荷物が動いてしまうと、開けたときにぐちゃぐちゃで探し物に一苦労とういうことになりかねない。

靴箱でスペースを区切って、モノが動かないように固定すれば、スカスカのスーツケースでも整然と荷物がならんだ状態のまま運ぶことができる。

(写真は、靴箱を3つ、右側のスペースに並べてみた例)

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その2. ホテルでは、そのまま靴箱を「引き出し」として使える。

間仕切りに使う靴箱の中身は空でもいいし、細々としたものをまとめて入れておくのもいい。その際、利用シーンが同じものを一つの箱にまとめておく、というのがポイントだ。

例えば、お茶、お菓子、薬などを同じ箱に入れておき、電気ポットやグラス類のあるサイドテーブルに箱ごと出しておく。そうすれば、お茶をいれようとあっちでガサゴソ、薬飲まなくちゃと部屋を行ったり来たりしなくていい。

いっぽう、ジュエリーケース、アロマオイル、目覚まし時計、アイマスク、耳栓、充電器、ケーブルなどをまとめた箱は、ベッドサイドに。

ひとつの箱を自宅のタンスの「引き出し」にみたてて、ホテル内の収納として使うのだ。これだけで、滞在中の「探し物」の時間は圧倒的に減らせるし、慣れない室内であちこちウロウロしなくて済む。

使い終わったらかならずもとの「引き出し」に戻すようにすれば、荷物がホテルの部屋に散乱して、忘れ物をしたり、ものを失くしたりするのも防げる。

ちなみに、空の箱は、買い物をしたものなどを入れるのに使える。

(ベッドサイド用・左とサイドテーブル用・右)

f:id:sababienne:20160713004725j:plainその3. 荷物の「モジュール化」で、荷造り、荷ほどきを時短、効率化することができる。

「引き出し」の発想で、箱単位に個々のモノをまとめて「モジュール化」しておけば、モジュール単位でパッキングすればいいので、荷造り、荷ほどきが驚くほど楽になる。

パズルのピースを埋める要領で、スーツケース内の決まったスペースに靴箱をはめ込むだけなので、配置に頭を悩ませる必要がないというのは相当うれしい。

1泊、2泊ですぐ次の地へ移動、などというパッケージツアーでは特に、その度に荷造り、荷ほどきが必要だ。早朝出発だったりすると、前の晩から半分荷造りして備えていたにもかかわらず、靴下を出しておくのを忘れただの何だので、いったん閉めたスーツケースを開けたり閉めたりするはめになる。

でも「モジュール化」しておけば、スーツケースに収めるのは当日朝で十分まにあう。箱単位、ポーチ単位に、常に荷物は収まっている状態なので、荷造りはその箱とポーチをスーツケース内の所定の位置に収めるだけで済むからだ。

化粧品や洋服なども、無印良品の収納ケース(写真下)やポーチをつかって「モジュール化」している。収納ケースは、トップス、ボトムス、下着・パジャマ別に色分けしてある。洗濯ネットを入れておいて、汚れたものを入れていくと、帰宅したときに便利。

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その4. 壊れやすいお土産などを「ガード」することができる。

そして、いざ帰国の段になったときには、陶磁器やクッキーといったこわれものをガードする梱包材として使える。いったん靴箱にいれてからスーツケースにいれるので、衝撃がやわらぐし、中で他のものに圧迫される心配もなくなる。

実際、靴箱のおかげで、中が空洞のイースターバニーのチョコレートも、アンティークショップでもとめた古い仏像も、スーパーで大量買いした駄菓子のビスケットも無事持ち帰ることができた。

その5. いらなくなれば、惜しみなく捨てられる。

最後に。帰りはスーツケースがパンパン、ということも多いもの。そうなれば、不要な箱は現地に捨ててくればいいというのも靴箱のよいところである。

「靴箱に食べ物なんて汚いわ」とか「仏像をいれるなんてバチが当たる」とか、ひとによっては問題は無きにしもあらずなのだが、とりあえずそういうことにはおおらかな性格の私。

このパッキング術をはじめてカレコレ20年になるが、夫(スイス人)がはじめてコレをみたときは「すっごく日本ぽい!」と目をまるくして驚いた。ZENの雰囲気もあり、BENTOみたいでもあり、日本家屋っぽくもあると。。

よくわからないが、知らず知らず身にしみついている日本文化(?)思わぬところで花開くこともあるものである。

*たしかに、お弁当みたいではある。。

Bento