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SABAすたいる

スイスのくらし、旅のエッセイ、日々のできごと、おもうこと。

そして肝心なスキーのこと。クランモンタナスキーバカンス(4)

山のバカンス スイスのくらし

スイスでスキーにでかけると、都市部のそれと人種の構成ががらりと変わるのにおどろきます。

スイスの都市部は、外国人比率が高く、アフリカ系、アラブ系、アジア系などいわゆる白人じゃない外国人も相当数住んでいます。

近郊のスキーリゾートには、とうぜん都市部の住人がバカンスに訪れるわけなので、おなじような構成でもいいはずなのに、これがまったくちがう。

とにかく白人率高し、なのです。

考えてみればアフリカや中近東、アジアとくに東南アジアは、熱帯、亜熱帯。スキーにはなじみのない国が多いので、当然といえば当然なのですが。。

とくにわたしは東南アジア系にまちがわれる顔つき&肌の色なので、スキーができるイメージがわきにくいのでしょう。

わたしがスキーにいくというと、「え?スキーなんてしたことあるの?」「滑れるの?」と勝手にものすごく低い期待値を設定してくれるのです。

そのため、普通にすべるだけで「へぇー」っと感心してくれて、ただでさえ気分がいいのですが、

くわえて、

  • 雪質は良いし、コースは広いし、ひとは少ない。
  • 天候がいいときしか滑らない。 

ので、こっちだと急に腕前があがったような気になれてしまいます。

おもえば「わたしをスキーにつれてって」時代。

たいしてスキーが好きというわけでもないのに、ブームにのってつきあいでスキーにでかけていました。

雨でも、ガスっていても、ガリガリのアイスバーンも、ボコボコのコブ斜も、駅前みたいなゲレンデの混雑のなかも、林間コースも。どんな悪条件をも、ばりばりのボーゲンで果敢にすべっていたあの頃のわたし。

時間も、お金も費やしたにもかかわらず、スキーは全然上達せず。ブームは去り、スキー場から足が遠のきました。

当時はスイスに嫁に行くことになるとは夢にも思わなかったけど、あの経験があるから、いまスイスでスキーがたのしめる。そう思うと、経験にむだってないんだなと思います。

さて、クランモンタナ。今年のクリスマスホリデーは、雪が降らずスキー場も一部のみオープンという寂しいバカンスシーズンになってしまったよう。大雪のニュースをみて「北海道にしておけばよかったか?」とふと思う私たちでした。

とはいえ、ゲレンデは広いし、コースは長いし、人は少ないし。

なんといっても、天気は連日快晴。

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雪質も標高1500mの村ちかくになると多少重いところもあったけれど、標高2927mのPlaine morteから中腹までは、じゅうぶんすぎるほどサラサラのパウダースノー。

ベストとはいえないものの、快適にスキーを楽しめました。これでコンディションが悪いなら、いいときってどんなだろう?と逆に興味しんしんです。

ローヌ川が流れる谷あいの向こう側につらなる、マッターホルンモンブランモンテローザなどのアルプスをながめながら、ひろびろゲレンデをひとりじめ。

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頂上のPlaine Morteには氷河があって、一年じゅうクロスカントリースキーやスキーができます。(下)

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冬季オリンピックは、2年後に平昌(韓国)。そしてその次は北京、とアジアでの開催がつづきます。すでにスイスを訪れる中国人の富裕層スキーヤーが増えているそうですが、オリンピックがさらに拍車をかけそうですね。

ヨーロッパのスキー場を、私たちアジア人が席巻する日もとおくないかもしれません。