読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

SABAすたいる

スイスのくらし、旅のエッセイ、日々のできごと、おもうこと。

スイスで陶芸。しかくいのと、まるいの。

週末の朝といえば、昼近くまでダラダラとふとんにもぐっているのが至福の過ごし方ですが、ここ二週ほどは早起きして陶芸アトリエにかよっていました。

いけばなの稽古仲間で、単発のワークショップをお願いしたのです。

すてきな花瓶は、スイスやヨーロッパにもたくさんあるけれど、いけばなに使われるような花器はなかなか手に入らない。

ないならば自分で作ってしまおう、というわけ!

まだ暗いうちに起きて、アトリエに向かいました。

f:id:sababienne:20170201213311j:plain

Day1:成型(4時間)

まずは、朝ごはんをかねて、さしいれのパンケーキで腹ごしらえしながら作戦会議。希望のデザインを先生に伝え、作り方を教えてもらいます。インスタグラムなどでみつけた花器の写真をみせて、どういうプロセスで成型していくか、紙でモデルを作りながら決めていきます。

f:id:sababienne:20170201213412j:plain

みんな真剣。ホーリーバジル&ジンジャーティを淹れてくれたアトリエのティーポット、足が動物みたいでかわいい。

f:id:sababienne:20170201214800j:plain

いけばなのセンセイ、デザインを真剣に思案中。

本業が建築家だけあって、スケッチをみせてもらうとモダン建築みたいにかっこいい。しかも、いけばなを熟知しているだけあって、使い勝手もよさそうです。

ちゃっかり真似させていただくことにしました。

紙でつくった型紙を粘土に当てて、パーツを切り抜き。いったん乾かして、各パーツを組み立てて、粘土で接着していきます。

コネコネ、ペタペタ、ヌルヌル。

やや体育会系がはいっている陶芸家B先生のご指導のもと、無心で粘土と格闘する私たち。

4時間後、四角いのと、丸いの、二つの花器の成型が完了しました。

翌週まで一週間乾燥させます。

しかくいの。

f:id:sababienne:20170201215652j:plain

まるいの。(中央)

f:id:sababienne:20170201220129j:plain

Day2:釉薬がけ(2時間)

一週間後。乾燥して色白になったわが作品「しかくいの」と「まるいの」。

f:id:sababienne:20170201221200j:plain

カラーサンプルのタイルを参考に、釉薬の色をえらびます。

じつは先週帰りがけにタイルたちを写真に撮って帰った私。

この一週間スマホをのぞいては、寝ても覚めても「何色にしよう?」と悩みまくった挙句、青磁グリーンとたまご色に決めたハズだったのですが、、、

f:id:sababienne:20170201220907j:plain

土壇場でえらんだのは、マゼンダ(モーヴピンク)とマラガ(マットだけどちょっとメタリックな黒)。写真ではわからなかった微妙な素材感にひとめぼれでした。

f:id:sababienne:20170201220937j:plain

バケツに釉薬を溶かした溶液をはり、花器をずぼっと漬けて色付けします。

「厚づき、二度づけにならないよう、手早くやらないとダメ」

ひとりひとり順番に、先生が隣につきながらやる、と説明があったのに、ちゃんと聞いていなかった私はひとりでずぼっといってしまい、案の定、厚づき、二度づけ、しかもマダラとさんざんな結果に。

f:id:sababienne:20170201221042j:plain

厚づきになると、じぶんのが失敗作になるだけじゃなくて、窯を汚したり他にもダメージを与えるらしく。ビミョーな表情のB先生がすっとんできて、手早く修正してくれました。

おかげさまで、みた目はいちおう美しく釉薬がけが完了。

f:id:sababienne:20170201221100j:plain

色サンプルはあるけれど、仕上がりの色は「とにかく思っているのと全然ちがう」と思っておいたほうがよいそうです。

ならば、色選びであんなに悩む必要はあったのだろうか?

素朴な疑問が浮かぶわけですが、温度や土や釉薬の状態などいろんな要素が絡まって色の出かたが変わる、というのはなんだかミステリアス。

一週間後の受けとりがたのしみです。