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SABAすたいる

スイスのくらし、旅のエッセイ、日々のできごと、おもうこと。

母といふいきもの

少し前からブログに飽き足らず(と言えるほど更新していないのだけど)朝時間.jpというwebサイトで「世界の朝レポーター」というものをやらせてもらっている。

asajikan.jp

先日、そのサイトでアルザス風ピザについて紹介したのだが、たまたま別件で母と話していてそのピザの話になり、レシピが欲しいとたのまれたのである。

レシピならその「世界の朝」コーナーに載せたばかりだから、そこを参照するように言い、ついでにレポーターをやっていることを報告した。

「えっ?!レポーターって、アンタ!!!」

母のあたまの中では、レポーター=TVレポーター。

CNN? BBC? NHK?

いやいやいやいや、そうじゃなくてインターネットのね、、、と説明するのにひとしきり骨を折るはめになった。

ふつうに考えれば、報道の経験も全くない40もとっくにすぎた娘が、いきなりTVレポーターの職を得るなどありえない話。

しかし、それがありえてしまうのが「母といういきもの」なのである。

母ってつくづくありがたい。

そうしみじみ思ったのだった。

今朝早く、わが家の電話がなった。

日曜の朝、こんな早くにいったい誰だろう?

いぶかって電話に出た夫。

受話器からもれる、いつにもまして華やいだハリのある声は、チューリッヒに一人暮らしの義母のものにまちがいない。

今日はここスイスでも母の日。

私たちが送った1ダースの赤いバラの花束が、義母のもとにとどいたのだ。

スイスで母の日といえば、お母さんをランチに連れていくというのが定番。そしてプレゼントの定番は、日本と同じく花である。

街のフローリストを覗いてみると、日本ではおなじみのカーネーションは見当たらず。ピンクでまとめたブーケや、バラ、芍薬、胡蝶蘭がならんでいる。

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気のせいか、レジにならんでいるのは男性が多い。

最近見かけた「母に会いに行く頻度は息子のほうが多い」という地元新聞の記事を裏づけるかのようである。

やはり、もつべきは息子か???

たんじゅんに、いくつになっても、すてきな息子君たちから花束をもらえるお母さんたちが、ちょっとうらやましくもあったりもして。

ざんねんながら、息子も娘ももたないわたしは、せめて夫に長生きしてもらって、80になっても90になっても花をもらおう!と変なコトを心に決める母の日なのだった。

そう、いつだったか義母に、趣味は何かとたずねたことがある。

「趣味は家族」

というのがこたえだった。

母の日は、子供が母のことを思う日。

けれど、

子どもが母を思うより、100倍も1000倍も子どものことを思っているのが「母といういきもの」なのである。

Happy Mother's Day♪ 母よ、ありがとう!